白夜行

衝動的に白夜行を久しぶりに手にとって読みふけり、
昨日の深夜から今日にかけて一気に読みきりました☆

最初に東野圭吾を手に取ったのも確かこの作品だった気がする。
あのときの衝撃は今も変わっていなかった。

あの重厚な文庫本、片手で読むのを必死にこらえながら、
深夜音楽が止まっているのも気づかず、読みふけってしまった。


こういった作品は賛否両論だろうから、
好きなように言わせてもらえば、
東野圭吾の中でも、伏線の張り方の巧妙さが際立っていると思う。


このストーリーはどこでどうつながっていくのか、
その一点だけで、小説の世界にとっぷりと浸かってしまう。
あまり文学に知識も教養もない男だけど、
「外界と遮断し、想像の世界を満喫できる」
そんな本との出会いを求めて、小説を読む僕のような人間にとっては、
チープで没個性的であったとしても、
ついつい次の小説へと手を伸ばしてしまう。


RPGをプレイしているかのようなそんな感覚に近いのかもしれない。
「誰か」の決められた道筋を通るだけと言えば、それまでだけど、
そこには冒険や、謎解きや、ドラマがあって・・・

とは言っても、
今の気持ちがなんとも言えず、センチでブルーなのは、
白夜行のせいかもしれないが・・・

まぁ、たまにはこんな週末も良いかも。