夜ノピクニック

夜のピクニック

夜のピクニック

この本を読んだとき、
無性に歩きたくなった。
大事な仲間と歩きたくなった。


あと一年、いや二年早く出会っていたら、
絶対にやりたかった、
夜のピクニック




昨日は、なんとなく良い一日だった。


非常にお世話になった上司の異動、
その送別会をやった。


その上司に言われたこと、
「お前は鍛え甲斐があったよ」
「俺は滅多に褒めんから、最後に褒めたるわ」
「お前は、大事なところ、大事じゃないところをわかってるよ」
ホント嬉しかった。
がんばるしかねぇ、ベタだけどはよ一人前にならんといかん




その後、前の部署で俺に仕事を一から仕込んでくれた先輩が、
GWということで、仕事を辞めて以来久しぶりに帰阪。
そちらの集まりに二次会から合流


居心地のよさに時間を忘れる・・・
そのメンバーで仕事をしたのは一ヶ月弱。
5人のうち、一人は別の部署の課長に、一人は退職、一人は営業に異動。
残り2人が今でも総務。
バラバラになっても、仲の良さは変わらない。
このメンバーでもっと仕事したかったなぁって言うのはいつも思ってしまう。
一緒にいて楽しいっていうのは凄い大事だと思う。
しかもみんながみんなきちんと仕事が出来る人ばかり。




そんなこんなで終電を逃す・・・


みんなは同じ方面なので途中で別れてタクシーに
俺は、そこからなぜか歩いて帰ることにしてみた
駅にして8駅分、しめて2時間半の夜のピクニックの開始。


初めて歩く大阪の道は静かで、
ケータイでラジオを聴き、好きな音楽を聴き、
ぼーっといろんなことを考えて、
歩く深夜の中央大通


今の部署の先輩から言われたこと、
上司から最後に言われたこと、
総務の先輩が俺に打ち明けてくれたこと、
今の会社に入ってから、一年強の思い出を反芻。


大した会社じゃない、大した人もいない。
今の環境は、極論を言えば理想の会社にはほど遠いけど、
そんな風に思って、自信過剰だった自分の
視野を大きく広げてくれた。


いろんな世界があり、いろんな人がいる。
理想論には収まりきらない現実がここにはある。


最近、いろんな人が新天地に向けて動いてる
ちょっと焦る反面、今の環境で学ぶことはまだたくさん残ってると思う。
何よりまだ成果も出していない、
何よりまだきちんと認めてもらってない。


そんな風に思った、
ひとりぼっちの夜のピクニック


いつか大事な仲間と夜のピクニックをすることを夢見て